4th session [犬ほえる、あめ]

公演情報
■キャスト
神藤恭平/大門碧/萩原玲子/本條麻希
/山崎翔/高木浩介/荻山雄也/伊藤拓
■スタッフ
作・演出 伊藤拓
舞台監督 大門碧
映像 GYU
美術 cayo
舞台装置 原田愛子
照明 間屋口克
音響 伊藤拓 赤澤昌美 大山心平
音楽 electro-maestro
メイク 福田桃子
web 二宮明仁
広報 清水翼
■開演日時(2003)
6月5日(木) 12時40分 / 18時20分
6月6日(金) 12時40分 / 18時20分
6月7日(土) 13時30分
■料金
前売り 500円 / 当日 700円
■公演場所
大阪外国語大学生協2F 集会室
犬、ほえる
そして雨は降り、犬ほえる。
ワンワン、バウバウ、ワオォ~、ヴァィェ~。
何故なら動物はすぐに鳴くから。
何故なら猛獣はすぐに吠えるから。
そう、犬は猛獣として吠える。
自意識有るか否か、変声期有るか否か、
とにかく吠える。吠える。吠えまくる。
それを私たちは勝手に、買って、
飼う。
私が羨ましいと感じるのは、吠えても生きてゆける彼らの境地、桃源郷。
私が悲しいと感じるのは、吠えては生きづらい私たちの境地、東京神話。
ある人が道すがら見知らぬ人を見たからと言って、いきなり吠えてみよう。
ある集団が自分たちの溜り場を守りたいと言って、いきなり放尿してみよう。
ある男が爆裂にセクシーな女を見たからと言って、いきなり頑張ってみよう。
確実に掴まる、謝る、悔やまれる。
しかし犬はそういった点で完全な自由を享受している。
彼らは気ままに吠えることが可能なのだ。とにもかくにも吠えまくる。
四六時中~も、吠える。悲しい~ことが~ある~と、吠える。
ちょうど一年前に、も吠える。北の~酒場通り~、でも吠える。
たまにはこうして肩を並べて飲んで、も吠える。与作は~、吠える。
では、私たち人間様はどうだろう。
大切な人に裏切られても吠えられない。
大事な本を破られても吠えられない。
大人な本を買えなくても吠えられない。
激しく感情が揺れても、中々吠えられない私たち。
犬以上に縛られている。
そう気づいたあなたは、無意識に吠える。吠える。吠えまくる。
そして雨は止み、飴なめる。
France_pan代表 伊藤拓
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