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2006年度
5月KAVC8月應典院11月ジャングル3月精華

 
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3rd

 

4th session [犬ほえる、あめ]

公演情報

■キャスト
神藤恭平/大門碧/萩原玲子/本條麻希
/山崎翔/高木浩介/荻山雄也/伊藤拓

■スタッフ
作・演出 伊藤拓
舞台監督 大門碧
映像 GYU
美術 cayo
舞台装置 原田愛子
照明 間屋口克
音響 伊藤拓 赤澤昌美 大山心平
音楽 electro-maestro
メイク 福田桃子
web 二宮明仁
広報 清水翼

■開演日時(2003)
6月5日(木) 12時40分 / 18時20分
6月6日(金) 12時40分 / 18時20分
6月7日(土) 13時30分

■料金
前売り 500円 / 当日 700円


■公演場所
大阪外国語大学生協2F 集会室

犬、ほえる

 そして雨は降り、犬ほえる。
 ワンワン、バウバウ、ワオォ~、ヴァィェ~。
 何故なら動物はすぐに鳴くから。
 何故なら猛獣はすぐに吠えるから。
 そう、犬は猛獣として吠える。
 自意識有るか否か、変声期有るか否か、
 とにかく吠える。吠える。吠えまくる。
 それを私たちは勝手に、買って、
 飼う。
 私が羨ましいと感じるのは、吠えても生きてゆける彼らの境地、桃源郷。
 私が悲しいと感じるのは、吠えては生きづらい私たちの境地、東京神話。
 ある人が道すがら見知らぬ人を見たからと言って、いきなり吠えてみよう。
 ある集団が自分たちの溜り場を守りたいと言って、いきなり放尿してみよう。
 ある男が爆裂にセクシーな女を見たからと言って、いきなり頑張ってみよう。
 確実に掴まる、謝る、悔やまれる。
 しかし犬はそういった点で完全な自由を享受している。
 彼らは気ままに吠えることが可能なのだ。とにもかくにも吠えまくる。
 四六時中~も、吠える。悲しい~ことが~ある~と、吠える。
 ちょうど一年前に、も吠える。北の~酒場通り~、でも吠える。
 たまにはこうして肩を並べて飲んで、も吠える。与作は~、吠える。
 では、私たち人間様はどうだろう。
 大切な人に裏切られても吠えられない。
 大事な本を破られても吠えられない。
 大人な本を買えなくても吠えられない。
 激しく感情が揺れても、中々吠えられない私たち。
 犬以上に縛られている。
 そう気づいたあなたは、無意識に吠える。吠える。吠えまくる。
 そして雨は止み、飴なめる。
 
 France_pan代表 伊藤拓

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