France_pan、公式ウェブサイト

2006年度
5月KAVC8月應典院11月ジャングル3月精華

 

special

KAVCチャレンジシアター'05-'06ジョイント公演「3 pieces」ポストパフォーマンストーク

【構成の良さと
詰めの甘さ】

【道具で誤魔化さずに
身体を魅せる】

【訓練された体、
コントラスト】

【ロボットの意味、
身体の意味】

 

【構成の良さと詰めの甘さ】

福島 まず、France_panさんについてはいかがだったでしょう?

金 そうですね、総じて非常にテンション高かったかなと思います。始めのFrance_panさんは、構成として非常に良かったですね。私は身体表現ということで、劇団態変をやっているんで、いつもセリフ芝居を見るときは、身体がどれだけそのセリフについてきているかを気にしています。ついてきているというより、身体から発しられないといけないと思うんですね。

それで、France_panさんはものすごく工夫してたんじゃないかいう風に思います。立っての姿勢だけではなく、態変でもやっているような、寝るとかゴロゴロするとか、日常にある気がつかない様々な部分の身体の位置。身体の取る位置をうまいこと使って、その中の説得力に変えていると思うんですよね。

途中でセリフのやり取りが少しダレたかなと思う部分もありましたが、最後の方でサラリーマンの言葉で非常に魅せられる場面がありましたが、あの辺が見る側が一番刺激されていくとこだと思うんです。ただ、ラストのところで現在抱えているそれぞれの病巣というものを、しっかりとつきつめていけば、ものすごく面白いと思うんですけど、最後の詰めで、少し逃してしまったんじゃないか、と。

非常にいいところまで行ってるんですけどもね。短絡的にぽーんと飛んでしまわず、もう少し「なんやねん!」というところを、必死に表現しようとするならもっともっと面白くなるなぁと思いましたよ。

(伊藤に)あの、女の人がセックスしてた映像の男の人って誰なんです? あれは、ファーストフードに買いに行った男の子?

伊藤 そうです。

 その人が(ファーストフードの店長を)殺しちゃうわけなんですよね?

伊藤 そうですそうです。

 (殺人を犯した男の子が)一番普通やと思うんですよね。普通の中に病理があるっていうような感覚は伝わるんですけども、そっちのほうはちょっと弱かった気がします。やっぱり突破口っていうのかな、今の感性なり感覚でもっと壁を破っていく、取り組み、闘い、そこらへんを挑んでほしいと思います。

上から新聞が落ちてくるあのオチっていうのが、やっぱ普通なんですよね。一足飛びに飛んでしまった感じで。やっぱり情報とか、そういうものの中に埋もれている自分達というところに、簡単に片付けてしまったらあかんと思うんですよね。

福島 伊藤さん、今のお話を受けてどうですか?

伊藤 本当はラストシーンで、すごい量の新聞がドタドタ暴力的に落ちるっていうのがやりたかったんです。ダダダダダダダダンって。けれど、結果的にはヒラヒラと舞わせてしまいました・・・。

福島 そのあたり、30分っていうのに無理があったんのでしょうかね?そのドタドタっていうスペクタクルなのは、もう少し別の話ですけども、とにかく30分で話を終わらせなあかんっていうところがありますよね。

 そのわりにはすっごく長く感じましたよ。30分これ?っていう。30分の中でもたくさん言えるんやなってのを感じましたね。つめ方の問題なのかな。やっぱり最後のシーンってのはあれが言いたかったんですか?

伊藤 いや・・・。

 ではないんでしょ?

伊藤 そうですね、はい。

 やっぱり、そこ。そこをね、本当は言いたくないんだけど、簡単に言っちゃうわけですよ。それをもっともっと作っていくと、非常に良くなるじゃないかなと思います。

福島 ありがとうございます。

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