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2006年度
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special

伊藤拓interview 
Re:ビョーキを終えて

【ジョイント公演を熱望】

【音楽からのビョーキ】

【異化効果の笑い】

【表層的な情報の塊】

【最後に残るもの】


【ジョイント公演を熱望】

--今回の公演についてですけども、一昨日終わった公演の率直な感想をきかせてもらえますか?

伊藤  ジョイント公演だったので、他ジャンルの人に見てもらえたことが一番良かったと思います。

--役者や制作を含めた、団体としてはどうだったんでしょう?

伊藤  客演の人にいろいろ言えるようになったことが、自分の中では一番の成長ですかね。今回は稽古場で「おまえ、超ダメ」とか言ってましたんで(笑)。

--以前はどうして言えなかったのでしょう?

伊藤  以前はやはり遠慮があったからでしょうね。

--今回の客演さんは3人で、大石君嶋尾さんが若くて、あとはちょっと抜けてチャムチャチャイさん。チャムさんは人柄的に言いやすかったんですか?

伊藤  言いやすかったですね。元々コメディの人だから…?それにチャムさんはずっと誰とも関わらない役やったんで。一言「あなたは」と大石君に向かって言うくらいで、ずっと独白でしたし。逆にそれは独白の仕方と言うか、僕が求めるものと言うか、焦点が絞れましたね。

--他ジャンルと絡めたということでは、他の二つが舞踏のウラボンさんと、コンテンポラリーダンスの村上(和司)さんということでしたが、作品を作っていく上で、舞踏やダンスは気にしましたか?

伊藤  ジョイント公演をあえてやりたかったんです。チャレンジシアターに決まった時点で、ジョイント公演をやりたかった。ジョイントだと、30分という時間が決まっていて、だいぶ短いので、あえて自分の好きなことがガッツリ出来ると思ったんです。今までのように120分や90分だと、脚本に急かされるような形で、演出をつけていくような状況がありまして。元々あまり早くに脚本があがらないし、僕は(笑)。でも今回は演出助手の永田キヤがいてくれたので、脚本も早くあがって、30分の作品はまずできる状態でしたね。

で、ダンスとかの話ですよね。金満里さんにもアフタートークでおっしゃっていただいた事ですが、30分の中で、日常的な所作を組み込んで様々な身体性を見せることはある程度出来たと思います。もちろん、演出段階で意図的にやったんですが、そういうのは脚本段階では出てきません。改めて「嗚呼、稽古って良いなぁ」って思いました。稽古の段階で確かに(他団体を)意識はしましたよ。ウラボンさんいるな、村上さんいるなっていう。やっぱり僕自身、多少なりとも身体性に興味があるのかもしれませんね。

--France_panが単独でやってきた場合は、90分でも120分でも自由に作ってこられたのに対し、今回は時間的な制約がありましたね。初めて何かしら限られた状況というのは、作品に影響を与えているのでしょうか?

伊藤  制限は…特に何もないです。本が早くあがったから、それだけですね。よく書くのが好きなのか、演出が好きなのかって聞かれるんですが、僕は今のところ演出の方が絶対好きなんです。今回は演出が沢山できましたね。その確信はあります。

  

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