special

France_pan 8th session
「咆哮マーチ」ポストパフォーマンストーク

【再演すること】

【笑いののもたらす関係】

【踊っちゃった】

【作品の作り方】

【盲目~身体的欠如~】

【盲目の演技、ネタバレさせた意味】

【先にあるもの】

【盲目の演技、ネタバレさせた意味】

清水 -では、会場のお客様からご質問があれば伺いたいなと思うのですが。いかがでしょう?

会場  二点質問があるのですが、今、目が見えないということがありましたが、私が見ている限りでは、演技としては目が見えないということは全然わからないんですよ。
もちろん、妄想の部分が入っているので、必ずしも盲目の演技を成立させなくてはいけないことでもないと思うのですが、少なくとも演技の点では盲目は成立していなかったので、それが演出の故意によるものなのかというのが第一点。
 それから、早い段階で基本構造を表に出してしまってますよね。そのための説明のセリフというが、芝居の中で気になったので、どうしてそういう風にしてしまったのかをお聞きしたいです。

伊藤  一点目の、盲目の演技についてですが、役者も役者で目の見えない演技をしてはいるつもりなのですが、そこまで大げさにはしていません。

会場  見えないなら見えないで、例えば声をかけられてもその人の方を見ないとか、観る側に「あぁ、盲目なんだな」というのをわかりやすく伝えるためのやり方があったと思うのですが、それをあえてしなかったのはなぜかですか?

伊藤  「そここそこそ±あ」という作品では、主人公の役者(本條マキ )に本当に目隠しをして演技させたので、ずっと見えていなくて、途中舞台から落ちたりもしました。
もちろん、話しかけられてもあさっての方向を見ながら話すということも考えましたが、それをしようとしたときに、見えてないという演技を作っちゃっているというのが、僕の中でどうしても照れが生じてしまって嫌だと思ったので、なんとなく役者と通じ合って、やんわりいきたいなという風に落ち着きました。
全然違うとこを見ろという指示はしてないです。二点目ですが、物語を見て徐々に解いていくという提示の仕方もあると思うんですが、“馬鹿”がやりたかったので、ある程度早い段階で「構図はこうです、遊んでますよ」っていう風にやりました。
チラシでも目の見えない女の子の話、と書いたのはそういう意図でした。先に見せちゃうことで(お客さんとの)共犯意識も生まれるかな、と考えて。

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